携帯市場、中古携帯電話の買取・販売システムを出展。 売買リスクを低減し、中古携帯市場の活性化を目指す

携帯市場、中古携帯電話の買取・販売システムを出展。売買リスクを低減し、中古携帯市場の活性化を目指す

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携帯市場は中古携帯電話の買取システムおよび販売システムを出展している。型番を入力すると、買取や販売時の最新の「推奨価格」を提示する。これを利用することで、業者は買取査定や販売価格設定の手間が省け、適正な価格での売買が可能になる。市場ニーズの変化に伴う価格変動リスクを低減し、確実な利益確保をサポートするのが狙い。今後は中古携帯電話の買取・販売が容易になる点をアピールし、新規参入を促すことで、中古携帯市場の活性化を目指す。

型番だけで「推奨価格」を提示

携帯市場が出展した中古携帯電話の買取システムおよび販売システムは買取や販売時の最新の「推奨価格」を示す ウェブシステム。「全国500店舗以上の中古携帯業務を支援するノウハウを活かし『誰でも簡単に中古携帯を買取・販売できるシステム』を目指して開発しました」と社長の粟津 浜一氏は話す。ブースでは両システムの機能、操作性などを紹介するデモを行っている。

両システムとも、PCとインターネットにつながる環境があれば利用できる。認証を経た上で型番を入力するだけで、情報を得られる。システムは膨大な情報を蓄積した携帯電話のデータベースと連携し、全国のマーケットから算出した最新の「推奨価格」を提示する。情報は毎週更新される。

中古携帯の携帯市場 粟津浜一 代表中古携帯の携帯市場 粟津氏(左)と三輪氏

買い負け、売り負け防止に有効

ニーズの変化により、中古携帯市場には常に価格変動リスクが付きまとう。「買い負け」や「売り負け」を防ぐには、適正な買取査定や販売価格設定を行う必要がある。「そのためには専門スタッフの目利きが欠かせません」と話す粟津氏。持ち込まれた機種が人気機種 なのか、新品なのか、キズの程度に応じた買取価格をどうすればいいかといったことは経験やノウハウがないとわからないからだ。この点がハードルになり、新規参入が難しかった。

システムはこのハードルを下げる狙いがある。例えば、買取システムの場合、価格はキズの有無にかかわらず、販売価格を差し引いて一定の利益を確保できる価格が提示される。買取査定や販売価格設定の手間を省き、適正な価格でスピーディな売買が可能になることで「買い負け」や「売り負け」を防げるようになる。

誰でも簡単に利用できるようにするため、システムは使いやすさを重視。シンプルな操作と快適性を追求した。「例えば、最新の買取価格を調べるのに要する 時間は一台当たりおよそ5分で済みます」とEC事業部 システム課の三輪 光彦氏は説明する。接客時の営業トークのマニュアルも表示されるため、経験の浅いスタッフでもスムーズな買取・販売業務を行える。

在庫管理システムも提供予定

さらに同社は10月15日より、新たに中古携帯電話の在庫管理システムも提供する。これは在庫の単品管理とデー タ分析機能を兼ね備えたWebシステム。単品管理により、一台ずつの粗利益を把握できるほか、登録した機種ごとのデータから1カ月以内に売れた台数、店頭に出品した台数、売れ残り台数、販売平均価格、買取平均価格など店舗の売れ筋も把握できる。「これらの情報を活用することで、効果的な販促活動を展開することが可能になります」(粟津氏)。

将来的には買取・販売・在庫管理の各システムを統合し、中古携帯の流通にかかわる一連の流れを包括したトータルソリューション化を目指す。
今回出展したシステムは中古携帯の買取・販売プロセスを効率化し、様々な事業者が参入しやすくするのが狙い。今後は多くの事業者の利用を促すことで、中古携帯市場の活性化に貢献していく考えだ。

関連リンク

https://keitaiichiba.co.jp/

http://www.rakuten.co.jp/kamaya-awards/

CEATECニュース より引用

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